
鉄の蓋付グリルパンは日々たくさんのキッチン道具を見ている当社社員たちの間でも人気のアイテムです。
今回はそんなグリルパンの使い方&お手入れ方法を詳しくご紹介していきます!焦げ付かせない、サビさせないポイントを覚えてしまえばあとは簡単にできますよ。
鉄の蓋付グリルパンを使いこなすポイントはこちら。
- 調理前に薄く油を引く。→焦げつき対策!
- 使用後は温かいうちに汚れを落とし、水分を拭き取り、空焚きして薄く油を塗る。→サビ対策
では解説していきます!
焦げ付きにくい使い方をランチーニで実践!
購入して最初に使用するときは、製造上の細かな汚れが付着していることがあります。洗剤とスポンジで十分洗い、水分を拭き取ってください。
グリル活用角型パン17×22cmは、流通段階でのサビ防止のために本体やフタの表面に食品衛生法に適合する塗装を施してあります。
もし塗料の臭いが気になる場合は、野菜くず等を炒めると、臭いが和らぎます。
臭いが気にならなくても、最初の使いはじめはたっぷり油を引いて火にかけ、熱を加えると油がなじみ、ご使用後のお手入れが楽になりますよ。
1、薄く油を引く
まずグリルパンに下準備しておきます。本体の内側に薄く油を引きましょう。食材が焦げ付くのを防いでくれます。


2、調理スタート!アクアパッツァを作ります。
今回は塩たらの切り身を使ったアクアパッツァを題材に、使い方をご紹介していきます。
〜グリルパン で簡単アクアパッツァ〜
<材料:2人分>
- 塩たら…2切れ
- あさりの水煮…1缶分
- 玉ねぎ…1/2個
- パプリカ…1/2個
- プチトマト…8個
- ぶなしめじ…1/2株
- にんにく…チューブ
- 塩こしょう…適量
- 酒…大さじ2程度(あればワインがいいですね!)
具材の量はお好みで調整してください。
<作り方>
①材料を準備する
玉ねぎはくし切りにする。パプリカはタテ1cm程度の幅で切る。ぶなしめじは石づきを切り落として小房に分ける。

②薄く油を塗っておいたグリルパンに食材をしきつめる。
おおよそ玉ねぎ、塩たら、玉ねぎ、あさり、しめじ、パプリカ、プチトマトの順に食材を重ねていきます。
出来上がりは食材を入れた時と同じ見え方になります。彩りのバランスを見て具材を入れていきましょう。
食材を全て入れたら酒をまわしかけ、にんにくを入れ、塩こしょうを振ります。

③蓋をして加熱する
蓋をして魚焼きグリルに入れます。両面焼きグリルで上火・下火とも中火に設定し約10分加熱しました。
片面焼きグリルの場合は、数分の余熱をしてから使うと効率がよいです。

④完成!
具をギュウギュウにしてしまったため、蓋が接した部分は少し焦げてしまいましたが、蓋にも油を塗っていたので焦げ付きはほとんどありませんでした!

具に隠れた塩たらの火の通り具合が気になるところ。塩たらをほぐしてみると、中火10分間の加熱で十分火が通っていました!

魚焼きグリルの高温調理パワーで、短時間で加熱するため水っぽくならずジューシーに仕上がっています。魚も野菜も味が凝縮されている感じがします。
蓋がぴったり密閉することで蒸し焼きになり、食材から出た水分が逃げず美味しいスープに。

鉄の蓋付グリルパン お手入れ方法
①たわしやササラで汚れを落とす
使用後は本体が温かいうちに、お湯でたわし(金属製でないもの)やササラ湯で食器用洗剤を使わずに洗ってください。

蓋も忘れずに洗います。

*ささらとは鉄鍋のお手入れ用アイテムのこと。鍋肌を傷めない竹製です。

②水分を拭き取る
ふきんやキッチンペーパーで水分を拭き取ります。

③弱火で空焚きする
コンロで火にかけ水気を飛ばします。水分が付着したままですと必ずサビますので注意してください。

④新しい食用油を薄く引く
ヤケドに注意しながら油を薄く引き、キッチンペーパー等で軽く拭きます。
本体の外側や、蓋など全体に塗ってください。


保管は湿気の少ない場所で。サビ止めに効果的です。
鉄製グリルパンの焦げつきの落とし方
ソース系はどうしても焦げつきやすいです…。スペアリブやローストチキンに挑戦して焦げ付かせてしまいました。
もしグリルパンが焦げついてしまったらこのように落としてみてください。

①たわし等で落とせる汚れを落とす
落とせる汚れはお湯で、たわしを使って落とします。
②焦げをふやかす
グリルパンにお湯を張り、焦げつきを浮かします。

③ふやかした焦げを落とす
本体はかなり熱くなっています。ヤケドに注意しながら、タワシなどで柔らかくなった焦げつきを落としてください。

④グリルパンの水分を拭き取る
ここからは通常のお手入れ方法と同様です。ふきんやキッチンペーパーで水分を拭き取ります。
⑤弱火にかけ水分を飛ばす
コンロで火にかけ水気を飛ばします。水分が付着したままですと必ずサビますので注意してください。

⑥新しい食用油を薄く引く
ヤケドに注意しながら油を薄く引き、キッチンペーパー等で軽く拭きます。

実は使い方もお手入れも簡単な、鉄の蓋付グリルパン。
鉄製品はサビやすいと言われます。でも気をつけることは「水分」と「異種金属」だけです。逆に言うとこれだけ気をつけて、油を引いて保管すれば長く使える優れた素材です。
具体的に気をつけるポイントはこちら。
- つけ置き洗いはしないでください。サビ発生の原因になります。
- 塩分や酸等を含んだ汚れを付着したまま放置したり、湿気の多い場所での保管はサビ発生の原因になります。
- アルミ等、異種金属に本体や蓋を接触したまま放置しないでください。サビ発生の原因になります。
もしサビが発生したら…
サビた部分をスポンジでこすり落として水洗いした後、水分を拭き取り弱火で空焚きし、水気を飛ばしてください。水分が付着したままですと必ずサビますので注意してください。
新しい食用油をたっぷり引き、キッチンペーパー等で軽く拭いて(ヤケドに注意)湿気を避けて保管してください。
サビを防ぐためのコツ
- 洗った後に水分を残さない
- 薄く油を塗って保管する
鉄製の調理器具全般は、この2点に気をつけることが快適に使い続けられるコツです。
鉄の蓋付グリルパン(グリル活用パン)とは
ガスコンロに付属している「魚焼き用グリル」に入れて使うキッチン道具のことです。当社製品では取っ手無しタイプ、取っ手付きタイプを取り扱っています。
たっぷり料理できる取っ手無しタイプ
角型は面積が増え、食材をたっぷり調理できます。

グリル活用角型パン17×22cm
この製品が使える魚焼きグリルのサイズはこちら。
- アミからグリル入口の高さが6cm以上
- グリル入口幅が21cm以上
- 奥行き27cm以上
魚焼きグリルから取り出しやすい取っ手付きタイプ
取っ手があると熱い状態での取り出しやすさが格段にアップします。
※必ずミトン等をつけてくださいね。

グリル活用丸型パン 18cm
鉄製品はキャンプとも相性がよく、アウトドアシーンでも好評のようです。直径18cmはソロキャンプの1人料理や、ちょっとしたおつまみにちょうどいいサイズですね。
なぜグリルパンで料理が美味しく仕上がるの?
魚焼きグリルの庫内は加熱すると300度以上の高温になります。高温により加熱が短時間で済むのに加え、グリルの対流熱で中まで火を通すことができるのです。
さらに鉄製のグリルパンは高温に強く、熱伝導も良いので、グリルの高温と相まって短時間で旨味を凝縮して調理できます。
手軽にオーブン風の料理が楽しめるグリルパン、ぜひ使ってみてくださいね。
魚焼きグリルを活用できる鉄の蓋付グリルパン、通称グリルパン。実はこのアイテム、まだまだ知名度が低いと感じております…。 オーブン風料理を手間をかけず・簡単に・美味しく作れるこのアイテム…もっと知ってほしい!と思いコラムを書き[…]
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