卵焼きフライパンの選び方!2つの形と3つの材質【アルミ・銅・鉄】で玉子焼はどう変わる?

みなさん、玉子焼き作りはお好きですか?

卵液を引いて、くるくる巻いて、油を引いてまた卵液をひいて…の繰り返しがなんだか楽しいですよね。と言いつつ筆者は、玉子焼き作りは好きなのですが得意ではありません(涙)

ところで、玉子焼フライパンには大きく分けて2つの形と3つの素材がある、ということをご存知でしょうか?

今回は玉子焼フライパンの形・材質について徹底解説します!

また、材質別ではアルミ・銅・鉄それぞれにメリット・デメリットがあります。それをご理解いただくと玉子焼フライパンを選びやすくなると思いますので、ぜひご参考ください。

形の違い(関東型・関西型)

玉子焼フライパンとは、厚焼き玉子出汁巻玉子を作りやすいように設計されたフライパンのこと。

玉子焼フライパンには正方形の「関東型」と長方形の「関西型」があります。

【関東型】厚焼き玉子向きの正方形

玉子焼フライパンには正方形の「関東型」と長方形の「関西型」があります。

千歳 鉄 木柄玉子焼18×18cm

「関東型」は正方形に近い四角形。

関東型の玉子焼フライパンは江戸前すしと相性が良い「甘みのある厚焼き玉子」を作るのに適しています。卵をたくさん使い、1/2幅で一気に巻きます。

【関西型】出汁巻玉子向きの長方形

千歳 鉄 木柄玉子焼14×18cm

「関西型」は縦長の長方形です。

だし文化の関西では、卵焼きも「出汁巻玉子」が一般的でした。だしを使った卵焼きは薄くなんども返しながら焼く必要があるため、玉子焼フライパンは返しやすい長方形になっています。

一般的によく見られるのは後者の「関西型」玉子焼フライパンです。

長方形の玉子焼フライパンは本体の先に角度をつけ、玉子を返しやすくしています。

卵焼きフライパンのカーブ

当社の玉子焼フライパンカテゴリでも、長方形のラインナップが大半を占めます。

材質の違い

次に材質についてです。玉子焼フライパンでは大きく3つ「アルミ」「銅」「鉄」の材質に分けられます。

焦げ付きにくく扱いやすい点が特徴です。当社の出荷量で見てみると、材質にアルミを使用した製品が約8割と大半を占めています。うふふ 玉子焼13×18cm

市場では昔から長く使われてきた銅製、鉄製も健在です。

お寿司屋さんなどで職人さんがで厚焼き玉子を作るイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれません。素早く全体に熱が伝わり、熱ムラが少なく美味しく作れるのが特徴です。

千歳 純銅 木柄玉子焼12×18cm

油加減・火加減にコツがいる道具。使いこなせると美味しい玉子焼を作れて、本体が長持ちするメリットがあります。

千歳 鉄 木柄玉子焼14×18cm

 
銅製、鉄製の玉子焼フライパンを一般家庭で使うには難しいの?と言われるとそういうわけでもありません。

玉子焼づくりが苦手な筆者ですが、銅製、鉄製いずれの玉子焼フライパンも自宅で使っていますよ〜!

鉄製卵焼きフライパンで玉子焼を作っている様子

では、それぞれの材質について詳しく解説していきます。

【アルミ(内面加工)】くっつきにくく洗いやすい。扱いやすさピカイチ

アルミ製の多くは、ふっ素樹脂加工などの内面コート加工を施しています。この加工によりこびりつきにくく、汚れを落としやすくなっています。

うふふ 玉子焼13×18cm

うふふ 玉子焼13×18cm

ストレスフリーで調理に集中できるため、初心者さんには「アルミ製で内面コート加工の卵焼きフライパン」をおすすめします。卵液がこびりつきにくく、卵焼きを作りやすいですよ。

  • 中火以下で使用する。
  • 加熱前に薄く油を引く。
  • 木や竹、プラスチック製のツールを使う。

アルミは熱伝導の良い金属です。中火以下で十分加熱できます。強火調理は焦げ付きの原因になりますので注意しましょう。

また、「内面コート加工があれば油を引かなくても良い」と思われがちですが、薄く油を引くことをオススメします。内面コート加工の劣化をゆるやかにし、長持ちにつながります。

木や竹、プラスチック製のツールをオススメする理由も、内面コート加工のためです。金属製ツールは内面コート加工に傷をつけやすく、劣化が広がりやすいため、内面コートに優しいツールを使用しましょう。

内面コートが劣化したら買い替えどき。アルミ製(内面コート加工)のフライパンは消耗品とお考えください。

\ふっ素樹脂加工を長持ちさせる使い方はこちら/

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玉子焼き作りのコツを掴み、味にもこだわりたくなってきたら「銅」「鉄」にステップアップしてみましょう!

【銅】熱伝導に優れ、適温を保つ材質。熱ムラ少なくふっくらな仕上がり

「銅」は熱伝導に優れた材です。銅製のタンブラーで飲むビールやアイスコーヒーがキリッと冷たく感じるのは、銅の熱伝導の良さが影響するから。

玉子焼作りにも銅は最適で、熱が柔らかく・まんべんなく伝わるので焼きムラが少なくなります。

千歳 純銅 木柄玉子焼12×18cm

千歳 純銅木柄玉子焼12×18cm

銅製品の多くは内面に「メッキ加工」を施し、外面は素材を生かした研磨仕上です。自然な状態で酸化して変色していきます。
銅は屋根材にも使用されるように非常に耐久性のある材料ですので、こまめにお手入れをしますと長持ちします。

  • 中火以下で使用する。
  • 調理後の食材は早めに専用容器へ移す。
  • 木や竹、プラスチック製のツールを使う。

銅は熱伝導率に優れた素材のため、火力は中火以下でご使用ください。

調理後は内容物を保存しないでください。メッキ加工の劣化により緑青(※)発生の原因になります。
また、金属製のツールを使うことも同様にメッキ加工を傷つけ、緑青発生の原因になります。木や竹、プラスチック製等のものを使用してください。

(※)緑青(ろくしょう)とは
銅が酸化することで生じる青緑色のサビのこと。これまでは「毒」と誤解されてきましたが、1984年厚生省の研究によって「無害」と証明されました。緑青は水に溶けにくい化合物のため、人体に吸収されにくく体内に入ってもすべて排出されます。安心してご使用ください。

\緑青の落とし方はこちら/

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熱伝導が良くフライパンに最適な素材「銅」を使用した玉子焼。火の通りにムラが出にくく美味しく仕上がります。

【鉄】蓄熱性の高い材質で、しっかり熱が伝わり香ばしい仕上がり

「鉄」は熱をしっかり蓄え、食材に熱を伝えるので焼き物を香ばしく仕上げることができます。

ふっ素樹脂加工のフライパンはくっつきにくい表面加工で扱いやすいですが、そのような表面加工の無い鉄製品は油ならし・油返しという作業でくっつきにくく仕立てていきます。使い込むほどに油なじみが良くなり、焦げ付きにくい道具へと成長します。

千歳 鉄 木柄玉子焼14×18cm

歳(ちとせ)鉄 木柄玉子焼14×18cm

基本的な使い方さえ守っていれば使い込むほどに油がなじみ、何年にも渡り使用できます。金属ツールも安心して使えます。

サビや焦げがついても、取り除いて油ならしを行えば、また元のように繰り返し使用できます。

  • 油ならし・油返しする。
  • 煙が出る寸前位まで十分に温め、少し多めの油で調理する。
  • 調理中の火加減は少し控えめに。
  • 鉄製品が温かいうちにたわしやササラを使い、お湯で洗う。完全に水気を飛ばす。

鉄製品はふっ素樹脂加工製品と違い、ご使用方法を間違えますと焦げ付きます!

まずは油ならしを十分に行い、調理のたびに油返しをして油をなじませていきましょう。火力が強すぎても焦げ付きの原因となります。はじめにしっかりと鉄製品を温めたら、火加減は控えめにして料理していきましょう。

また、内容物を保存したり、水分が残った状態ではすぐにサビます。使用後はすばやくお手入れしましょう!

\油ならし・油返し・お手入れ方法はこちら/

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まとめ:初心者ならアルミ製を。慣れてきたら銅製、鉄製にチャレンジがおすすめ!

今回は卵焼きフライパンの「アルミ、銅、鉄」3つの材質別特徴をご紹介しました。

最後にアルミ、銅、鉄、それぞれのメリット・デメリットをまとめます。

アルミ製は内面コート加工の製品がほとんどですので、こびりつきにくく汚れを落としやすいのが特徴です。玉子焼作り初心者の方や、毎日使うという方にはおすすめの製品です。

うふふ 玉子焼13×18cm

一方、内面コートが劣化したら買い替えどき。アルミ製(内面コート加工)のフライパンは消耗品とお考えください。

銅製・鉄製は内面コート加工がない分、長くお使いいただけます。うまくご使用いただければ何世代にも渡って使っていただけます。

そして玉子焼の味や食感を高めていくには銅・鉄を使うことが望ましいです。

千歳 純銅 木柄玉子焼12×18cm
千歳 鉄 木柄玉子焼14×18cm

しかし、アルミ製(内面コート加工)と同じようにお使いいただくとほぼ「こびりつく」ことになります…。銅製・鉄製は、火加減や油加減のコツをつかんだり、製品自体に油をなじませていく作業が必要です。
そのため、料理に慣れて火加減・油加減を調整できるようになってから、銅製・鉄製をご使用いただくことをおすすめします。

 

ご自身のライフスタイルや目指したいスタイルに合わせて、選んでみてくださいね。

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