メーカー直伝!ステンレス鍋のメリット・デメリット、一生モノにするためのNG行動を解説!

今回はステンレス鍋のメリット・デメリット、一生モノにするために気をつけたいことを解説します。

「ステンレス鍋を買ってみようかな?」
「ステンレス鍋を買った/貰ったんだけど、どうやって使ったらいいの?」

という方の参考になれば幸いです。

ステンレス鍋のメリット

ステンレス鍋の大きなメリットはこちら!

  • 錆びにくい
  • 変形しにくい
  • 保温性がよく冷めにくい

では、それぞれ解説していきます。

①錆びにくい

ステンレス鍋本体の材質は ステンレス鋼
英語で書くと「Stainless steel」で、錆びにくい鉄という意味です。主成分は鉄なのですね。

丈夫なステンレス鍋

鉄は強くて丈夫である反面、非常に錆びやすい金属です。
この鉄にクロムを混ぜ、錆びに強くしたものが「ステンレス」となります。

クロムが入る事によって表面に酸化クロムの皮膜ができて、中の鉄がサビにくい状態になります。

②変形しにくい

ステンレスは硬く丈夫で、変形しにくい材質です。

鍋以外にも、水切りかご、包丁、マグボトルやタンブラー、ざる・ボールなどあらゆるキッチン用品に使われています。

錆びにくさに加え、変形しにくいという特徴から、水気の多い場所や、そもそも水を入れて使うような道具に適した材質といえます。

ステンレスを使った調理用品

③保温性がよく冷めにくい

ステンレスは保温性の高い金属です。

保温性が高いと、煮込み料理や鍋料理で中身の温度が冷めにくくなります。

保温力の高いステンレス素材

また、耐熱性・保温性にも優れることから、真空二重構造のマグボトルやタンブラーにもステンレス材が使われています。

ステンレス鍋のデメリット

次にステンレス鍋のデメリットもご紹介します。

  • 重い
  • 熱伝導がいまいちで焦げ付きやすい
  • 変色しやすい

①重い

ステンレスの元は鉄、鉄は比重が重い金属…というわけでステンレスも重くなります。
鍋のサイズが大きくなったり、厚みが増すほどに重くなります。

ただし重いことが悪いばかりではありません。
鍋底に厚みがある方が、焦げ付きにくく、じっくりと熱を通すことができるんです!

保温力の高いステンレス鍋

②熱伝導がいまいちで焦げ付きやすい

ステンレスは他の金属と比べて熱伝導率が低いです。
(熱伝導が良い金属の代表はアルミ、銅です。解説記事はこちら

熱伝導が悪い=熱の伝わりが遅いというようなイメージがあるかもしれませんが、
料理に支障がでるほどお湯が沸きにくいということはありません。

それよりも「熱ムラが出やすい」という点があまり知られていないかもしれません。

熱ムラが出やすい=焦げ付きやすいため、焼き料理には向いていません。
そのため「ステンレスはフライパンに向かない素材」といわれ、市場にもほとんど出回っていません。
※「ステンレスフライパン」の名称であっても、ステンレスとアルミを挟み込んだ「三層鋼」などが主流です。

焦げ付いたステンレス鍋

もし上図のようにステンレス鍋を焦げ付かせてしまっても、焦げ付きを落として再生できるのがステンレスの魅力です。

ステンレス鍋の焦げ付きの落とし方はこちら

ビフォー
焦げ付いたステンレス鍋
アフター
ナイロンたわしで手入れ後のステンレス鍋
 

③変色しやすい

ステンレス鍋は内面が虹色に変色することがあります。
特に新品の鍋の場合発生しやすくなりますが、ご使用上問題はありません。

ステンレス鍋の虹色変色

この虹色は、ステンレスの表面を覆う不動態皮膜に、水道水中の微量成分が付着して虹色に見せている現象です。
有害なものではありません。

虹色変色が気になる場合は、食酢を使って落としてみましょう。

食酢を使った変色の落とし方はこちら

ビフォー
ステンレス鍋の虹色変色
アフター
酢で変色を落としたステンレス鍋

ステンレス鍋でやってはいけないこと

ステンレス鍋を長く使うために気をつけていただきたいことをご紹介します。

以下のことに気をつけて一生ものにしましょう!

  • 焼く、炒める調理
  • 異種金属に触れたまま放置
  • 内容物(料理)を入れたまま放置
  • 塩分や酸等を多く含んだ汚れを放置
  • 湿気の多い場所で保管

それぞれ詳しくご紹介します。

①焼く、炒める調理

ステンレスは熱伝導が低い材質です。
ステンレス鍋で焼く、炒める作業をすると焦げ付きやすくなります。

さらに鍋が高温になり、空焚きと同じ状態になるため、油が焦げ付いたり、鍋底が変色・変形する原因になります。

下ごしらえ等で焼く、炒める作業が必要な場合は、フライパン等で材料を炒めてからステンレス鍋に入れることをおすすめします。

②異種金属に触れたまま放置

異種金属とはステンレス以外の金属のことで、キッチン周りで言えばアルミ、鉄、銅などが挙げられます。

異種金属をステンレス鍋に触れたまま放置しますと「もらい錆」が発生します。

もらい錆のついたステンレス鍋

異種金属に発生した錆がステンレス表面に付着しこびりついたりするもので「錆びたように見える」現象。

もらい錆はお手入れで落とすことができますが、お手入れしても落ちない錆びはステンレス自体に錆びが進行したものと考えられます。
この錆びは落とすことが難しくなるため、普段から異種金属に気をつけて、こまめにお手入れしましょう。

もらい錆びのお手入れ方法はこちら

ビフォー
もらい錆のついたステンレス鍋
アフター
もらい錆を落としたステンレス鍋
 

③内容物を入れたまま放置

調理後は内容物を保存しないでください。
腐食(サビ)発生の原因になりますので他の容器に移しましょう。

料理の保存が可能な素材は「ホーロー」です。ホーローは表面がガラス質のため腐食に強く、料理したまま保存できます。

 

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④塩分や酸等を多く含んだ汚れを放置

塩分や酸等を多く含んだ汚れも、腐食(サビ)発生の原因となります。

ステンレス鍋に限らず、使用後は汚れを残さないようにしっかりと洗いましょう!

⑤湿気の多い場所で保管

湿気が多い場所での保管も、腐食(サビ)発生の原因となります。
なるべく風通しの多いところで保存しましょう。

シンク下は湿気が溜まりやすいので、吸湿剤等で湿気対策しましょう。

ステンレス鍋のお手入れ方法

ご使用後は食器用洗剤を付けて、スポンジ等で十分に洗い、水気を拭き取り乾燥させてください。
お手入れが不十分ですと白い汚れが付着してきますが、水道水中の微量成分が残留したものです。人体に入っても問題ありません。

たわしや磨き粉もご使用いただけますが、傷が付く場合があります。

ステンレス鍋のお手入れ方法はこちら

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日本製もあり!おすすめステンレス鍋

和平フレイズのおすすめステンレス鍋をご紹介します。

当社品の場合ステンレス鍋はほとんどがIH対応です。
IH対応品はガスコンロでもご使用いただけます。

もし引っ越し等で熱源が変わっても、ステンレス鍋であればどこでもご使用いただけで安心です。

 

千歳(ちとせ)木柄片手鍋18cm(日本製)

新潟県燕市の職人が一つ一つ丁寧にサテン仕上げにしました。
サテン仕上げとは:サテン=絹のように、表面に細かい筋模様を入れてつや消しに仕上げること。

木柄両手鍋20cm木柄両手鍋22cm あり

千歳ステンレス木柄片手鍋

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燕三(えんぞう)IH対応吹きこぼれにくい片手鍋16cm(日本製)

フチを高くして吹きこぼれにくくしたデザイン。麺類や野菜のゆで物も安心。

※吹きこぼれにくいシリーズ片手鍋18cm、両手鍋18cm、両手鍋23cm、二段蒸し器23cmあり
ラインナップはこちら

燕三ふきこぼれにくい片手鍋

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燕三(えんぞう)IH対応雪平鍋16cm(日本製)

板厚が厚めで丈夫な作り!

※片手鍋18cm、両手鍋20cm、両手鍋20cm、パスタポット22cm、二段蒸し器24cmあり
ラインナップはこちら

燕三ステンレス雪平鍋

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まとめ

最後にステンレス製品のメリット・デメリットをまとめます。

メリット

  • 錆びにくい
  • 変形しにくい
  • 保温性がよく冷めにくい

デメリット

  • 重い
  • 熱伝導がいまいちで焦げ付きやすい
  • 変色しやすい

ステンレス鍋を長持ちさせるためには以下に気をつけましょう!

  • 焼く、炒める調理をしない
  • 異種金属に触れたまま放置しない
  • 内容物を入れたまま放置しない
  • 塩分や酸等を多く含んだ汚れを放置しない
  • 湿気の多い場所で保管しない

丈夫で長持ちするステンレス鍋は、永く付き合える道具としておすすめです。
ぜひチェックしてみてくださいね。

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